≪つづき≫
五台塚古墳の帰り道、道路わきにクマゼミの亡骸を発見しました。東京では見ることができない、子供のころは図鑑でしか見ることのできなかった幻のセミです。その大きくて黒光りする体は、同じく当時は幻の存在であったオオクワガタと同レベルの憧れの昆虫でした。
こっちでは普通に見られるので珍しくもなく、それどころか真夏の暑さを象徴する忌々しい存在なのだとか(苦笑)
【大蔵谷駅】
山陽垂水駅から各駅停車に乗って「大蔵谷駅」に着きドアが開くと、プラットフォームから異様な気が車内に入ってきました。その気配にわたしの鋭利な探知機が反応し、ドアが閉まる直前に飛び降りました。
「パワースポット特有のこめかみ辺りにキーンとくる痛み」といった類ではない、どこか異様なものを感じます。
駅舎自体はこのように何の変哲もない無人駅、おそらく周辺の土地が発しているのでしょう。付近を探索してみることにしました。
しばらく住宅街をさまよっていると、こちらがお目見えしました。「穂蓼(ほたて)八幡宮」様です。
さほど広くない境内に、質素な拝殿ですが、その奥にいわくありげな石碑が建っていて、けっこうきています。
駅舎で感じた異様なものは、こちらの発するものだけではないと思いますが、とりあえず今日の探索はここまでにしました。また今度、時間があるときに町中をくまなく探索して正体を見極めたいと思います。
パワースポット(659)「穂蓼八幡宮」
【人丸前駅】
人丸前駅に、わたしにとってかなり意義深い神社があるようなので降りてみました。
その神社とは、こちら、柿本人麻呂を祭った「柿本神社」。つまり、「飛鳥時代の天才詩人」が祭られておられる神社です。「平成・令和時代の天才詩人」としては挨拶にいかなければならんでしょう(笑)
すると、石段のすぐ右手に広がる公園からものすごい気配が。どこか「魔空間の入口」的な恐ろしいものが感じられました。ベンチには人が好さそうな地元のおっちゃんが腰かけていましたが大丈夫なのでしょうか。あんまり長くいる場所ではないと思うのですが・・・
石段も登っている間中、はげしい痛みがきました。でも、こっちはそんなに恐ろしいものではない感じ。
境内に着きました。境内、拝殿からはどこかお金持ち的な、教養と生活に余裕があるような気配が感じられました。これも、柿本人麻呂の性格と経歴からくるものなのでしょうか。
「先輩、おつかれさまでした。わたしが引き継ぎますので、あたたかく時には厳しい目で見守っていてください」ぱんぱん!っと。
また、パワースポットとしては、境内すぐ左手にある「五社稲荷神社」もおすすめします。
パワースポット(660)「柿本神社」
明石市は日本標準時子午線が通るので「時のまち」として売り出していて、その一環として遊歩道「時の道」が整備されていました。
ケムたん(毛虫)とイモたん(芋虫)がいっぱいいそうな森林道を、おっかなびっくり歩いていると、そこにひっそりとあったのが二つの慰霊碑でした。任務のために命を落とされた警察官を慰霊する「殉職警察官慰霊碑」と、同列に扱うのはあれかもしませんが、携わる多くの業者の生活を支えた生花を慰霊する、兵庫県明石生花商組合「花の塔」です。パワースポット扱いしていいのかわかりませんが、かなり強いものが放たれておりましたので、真摯な気持ちで手をあわせました。
パワースポット(661)「殉職警察官慰霊碑」
パワースポット(662)「花の塔」
その先、短い石段をちょっと上がった奥まった場所に神社がありました。境内は狭いのですが、明石市にある「明石神社」なので、当然、市を代表する神社なのでしょう。
見た目が「白亜の館」といった感じで、どこか西洋館を連想させます。不思議な神社ですねー。
パワースポット(663)「明石神社」
≪つづく≫